新聞記者を経てコーチに
安倍大資(あべだいすけ)、言葉と森が好きなコーチ(CPCC)。
1985年生まれ北九州市出身。男3人兄弟の次男として育つ。福岡県立小倉高校、早稲田大学商学部卒業後、日本経済新聞記者に。紙面編集(3年)、地方支局(宇都宮、3年)、東京・霞ヶ関担当(主に環境省など、6年)など12年間でさまざまなリーダーを取材し記事を執筆する。
心身の不調を機にコーチングに出会い、CTIジャパンでプロコーチとしてのトレーニングを積む。2021年4月に独立、フルエールを創業。パーソナルコーチングのほか、取材・編集経験と、コーチングを掛け合わせた新聞制作サービスを提供している。
コーチングの仕事をするにあたって影響を受けている本
随筆家で詩人の若松英輔さんの著作
人生で最も辛い時期に出会い、言葉のひとつひとつが染みるように感じました。
「言葉とは、言葉になり得ないものを語るためにある」「弱さは克服するものではなく、受け入れるもので、人との信頼を真に育むもの」といった言葉は、心の痛みや悲しみにも触れるコーチングをする上でも大切にしたい一つの指針になっています。
精神科医・神谷美恵子さん/ヴィクトール・E・フランクルさん
「生きがいについて」は、人が生きがいをなくす時はどんな時か、またそこからどう生きがいを取り戻していくか、そのプロセスが心の描写も含めて丁寧に書かれていて、生きがいを失ったことのある私にとって、身につまされる思いがしました。
「夜と霧」「それでも人生にイエスと言う」では、私自身も個人的に極限的な状態を経験した時があり、人がわずかでも未来に希望をもつことの意味を感じています。
・泉谷閑示さんの著作「普通がいいという病」など(会社員時代に出会い、既存のレールから外れる勇気をいただきました)
好きな詩
茨木のり子さん(「落ちこぼれ」「聴く力」など)
岩崎航さんの五行歌
坂村真民さん
好きなこと
山歩き。国内外の山を歩いてきました。20代後半に米国ヨセミテのジョンミューアトレイルに2度挑戦しました。1回目は2日目の夜に熊に食料を奪われて撤退、2回目は7日間かけて150kmくらいを歩きました。見たことのない景色を見てみたい一心でした。
私自身が誇れる経験
35歳の時に会社員を卒業し、軽トラキャンピングカーで7ヶ月かけて、沖縄を除く46都道府県をめぐる日本一周の旅をしました。各地の友人を訪ね、山や海を巡りました。心ふるえる旅でした。
高校時代、応援部で3年間活動し、先頭に立って、友人たちを応援する経験をしました。コーチという人を応援する仕事を選んだ自分の原点のひとつになっています。
フルエールは、心ふるえるほうへ踏み出そうとしている人をフルエール(めいっぱい応援)したいという思いで2021年4月に生まれました。希望の光になびく旗をモチーフにしています。