3版の紙面では、コーチ兼税理士をされている齋藤泰行さんを取り上げました。
齋藤さんの「ふるえるポイント」
記事でご紹介した齋藤さんのふるえるポイントは次の3つです。
① 相手に寄り添って「聴く」税理士
② 業績の数字以上に、起業家の「想い」を大切に
③ 「ともに生きる冒険者」の姿勢
それぞれご紹介していきます。
① 知識を振りかざすのではなく、相手に寄り添って「聴く」税理士
齋藤さんは税理士として長く活躍されてきました。しかし近年は、コーチング業にシフトされています。それは知識を教えることよりも、寄り添って「聴く」ことが経営者の力になると実体験を持って知ったからだといいます。
税理士さんはその専門知識をもとにして、経営について「教える」仕事をしている人が多いようです。しかし齋藤さんは、ある経営者との関わりから「聴く」ことの力に目覚めました。「聴く」を磨こうと、齋藤さんはプロコーチの資格も取得しました。その姿勢に心ふるえます。
② 業績の数字以上に、感情を含めた起業家の「想い」を大切に
通常の税理士さんは、たいてい業績の数字ばかりに着目します。売上や利益が落ちていれば、それがどうしてなのか、決算資料をもとに過去を分析します。
齋藤さんは数字は見ながらも、経営者や起業家の「想い」に着目します。それは合理性ばかり追い求めて、仕事の意義を見失う経営者を多く見てきたからだといいます。「本音から経営する」ことは、想いのある起業家にとっては欠かせないことだと思います。
③ 「ともに生きる冒険者」の姿勢
齋藤さんはある意味「税理士さんらしくない税理士」とも言えます。税理士さんは手堅い職業のようにも感じますが、齋藤さんは自らを「冒険者」と捉えています。バックパッカーとして40カ国以上歩き回りました。
「リスクをとって踏み出したのだから、見たい世界を見に行こう」その声は、多くの起業家の心を燃やすでしょう。齋藤さんなら、きっと一緒に見たことのない景色を見に行ける。冒険の旅のベストパートナー、齋藤さんにフルエールです!
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