仕事の迷いが晴れ、アクセルをフルに踏めるようになった【大久保さま(30代)国際機関ご勤務】

自己理念構築プログラムを受講していただいた大久保さんにお話をお聞きしました。

プログラムに興味を持ったきっかけを教えてください

このプログラムを知ったのは、安倍さんのTwitterがきっかけです。ツイートの中で、心に響く言葉がたくさんありました。自分の軸が見つからずにブレてしまうことや、30代前半の時に精神的に悩んでいたことなどが印象に残りました。当時の自分の状況と重なっていたからです。

 私自身、仕事で自分自身がブレていると感じていました。すごく楽しくやりがいを感じる時もあるし、全然そう感じられない時もありました。そこで安倍さんが開いていたセミナーに参加することにしました。

当時、特に悩んでいたことや課題に感じていたことはなんですか

私は興味の幅が広く「あれもやりたいこれもやりたい」と思ってしまうタイプです。ただ、やる気の浮き沈みも激しく、やりたいと思ったことが続かなかったり、情熱が急に冷めてしまったりすることに悩んでいました

今の国際機関の仕事も気持ちが乗っている時もあれば、そうでない時もあり、端的に言えば「もやもや」した状態でした。自分の軸をもって生きているというより、いろんなものにつられて、あっち行ったりこっち行ったりしていました。いろんなものが輝かしく見えたり、魅力的に感じたりしていました。「流れのままに流されていく」という感覚があり、それがもやもやにつながっていました。

「自分の軸がない」というのは、どんな状態なのでしょうか

 

周りの環境や他の人から言われる言葉、誰かからの評価に大きく流される感じですね。例えて言うなら、自分は川に泳ぐ小さな魚で、川の流れが強くなるとあっけなく流されてしまう感じでしょうか。川を遡る鮭のように強い流れにも負けないことが理想だと思うのですが、それとは逆の状況でした。

大久保さんは東京大学からハーバード大学院に進まれるなど、常に社会の第一線で活躍されてきました。世の中からの評価と、自分自身の評価にどのような違いを感じていたのですか。

一流のアスリートなどの本を読むと、活躍するにつれて周りの期待がどんどん大きくなって、自分が好きで始めたことが、だんだんプレッシャーになるという話がよく出てきます。社会の中で求められている生き方をすることは必要なのだとは思うのですが、自分自身が納得していないと、評価を追いかけるばかりの生き方になってしまいます

「こういう生き方をしたい」「こういう価値を発揮したい」とSNSで発信し続けている方たちとも会う機会がありました。そうした方は、なんだかすごく生きやすそうだなと感じます。必ずしも有名な企業の人でも立派な役職についているわけでもありません。人によっては経済的なものや社会的な地位を落とす決断をして、その道を選んでいます。そうした方は、肩の力を抜いて自分らしく生きているように感じます。自分ももっと力まないで自分らしく自然に生きていけたらいいなと思っていました

 ただプログラムを始める4ヶ月前はそうした悩み自体、自分ではっきり認識できていたわけではありません。何か違和感があるけれど、それがなぜなのかわからずもやもやしていました。何か自分自身の現状や生き方について腑に落ちないところがあると感じていました。

ご自身の理念を考える中で、どんな変化が起きていきましたか

自分のこれまでの歩みを振り返ることができ、自分のポジティブなところが見えるようになりました。自分がこれからどう生きていきたいのか、次第にはっきり見えてくるものがありました。

もやもやしていている原因を所属している組織やチームなど、自分の外に求めていましたが、自分の生き方やあり方こそ大事なのだと気づきました

考えが変わっていったのは、プログラムの最初の方にある、5つの価値観をはっきりさせるワークです。価値観を明確にすることで、自分はこういう人間でこうしたいのだということに気づいていきました。「自分はこう生きたい」ということが固まるだけで、もやもやしてブレいた自分が変わってきました。自分の軸となるものが見つかりました。

自分の軸を見つけることで、大きな変化が生まれるのですね。コーチングの時間はどうでしたか。

安倍さんは毎回のコーチングのはじめに「この時間は、大久保さんのスペシャルタイムです。自分のことだけを考えてくださいね」と伝えてくれました。今までは、仕事や子育てに忙しく、自分のことだけを考える時間はありませんでした。本当に初めて、自分の仕事や人生についてこんなに考えて、言語化しました。いろんな視点で質問をしてもらうことで、思いを引き出していただき、自分の中でストンと腑に落ちることが多かったと思います。安倍さんがポジティブに対話をつなげてくださることも大きかったと感じています。

ミッションやビジョンを言葉にしたことで、どんな変化がありましたか

自己理念を作ることで、いろんなことが「つながった」という感覚がありました。もともと私は社会的な問題に興味を強く持っていました。学生時代からこれまで自分がやってきたことや考えてきたことに一貫したつながりを見出せたことはとても大きな意味がありました。

自分自身のことがわかり、ありたい姿がはっきり見えてくると、やりたいことにもっとアクセル踏んでいいんだと思えるようになるんですよね。自分のミッションやビジョンとつながっていると感じられるので、やりたいことを迷いなくできるようになります

何か気になることがあっても、「自分の価値観とは合わない」と思えばそれはやらないという判断ができます。迷う時間が減りました

大久保さんのこの4ヶ月の間でも、仕事で多くのチャンスをつかんでいったようにお見受けしていました。仕事では実際にどんな変化があったのですか?

変化の1つとしては、周りに自分のやりたいことをはっきり言えることができるようになりました。もちろんいうタイミングや言い方には気をつけるのですが、上司に対して直接「仕事でこうしていきたい」と伝えることができるよになりました。プログラムを通じて言語化できたことがとても大きかったです。

もう1つが、普段の会議やメール、電話などひとつひとつのタスクの取り組み方も変わってきたことです。これまでは特別意識してきませんでしたが「こう取り組めば自分のやりたいことにつながる」と考えるようになりました。物の見え方が変わってきたという感覚があります。

やりたいことに近づけることに対しては、積極的に手をあげられるようになりました。同僚とのメールのやり取りでも「自分はこういう人でありたい」といったメッセージを伝えるなどしているうちに、自分がやりたいタイプの仕事も自然とくるようになりました。海外出張のチャンスも掴むこともできました。

大久保さんの方に流れを引き寄せているようですね

ふしぎですよね。プログラムの前までは、仕事を変えないといけないとか、独立しないといけないとか、大きな変化を起こさないといけないと思っていました。ただ、自己理念を作ってから、ひとつひとつの仕事の向き合う方が変わり、人との関わり方も変わり、それによって成果も変わっていきました。

キャリアをどう変えればいいのかということばかりに目が向いていましたが、自分がどうありたいのかということが大事だと気づきました。それに気づくと今いる環境への見え方が変わり、可能性を見出せるようになりました。今はコーチングやファシリテーションの力を磨いています。

価値観や理念は自分一人でも作ろうと思えば作れると思います。自分一人ではなく、コーチと一緒に考えていくというのはどんな意味があると感じましたか

プロのコーチとやるかどうかで、全然違います。自分だけやっても、自分に対する新しい気づきは生まれません。自己完結型では、行動や生き方は変わらないと思います。

他の人の反応を見て、フィードバックをもらいながら作っていくということが、プロセスとしてとても大切だと思います。安倍さんはプロのコーチとして、自分の頭だけでは考えられないところへ連れていってくれました。質問がとても前向きで未来思考で、自分の可能性を広げ続けてくれました。

一番初めのセッションの1時間だけで、それまで10年くらい考え続けてきたこと以上の気づきを得られました。もっと引き出していただきたいと思いました。コーチングセッションのたびに、新しい価値が生まれていくことを感じていました。

ミッションやビジョンの言葉をはっきりさせると、どんな良いことがありますか

ひとつは発信しやすくなります。テーマが決まるのでnoteなどのSNSで文章を書いてメッセージをを届けられるようになります。自己紹介の時にも「自分はこういう人間です」とすっきり伝えられるようになります。発信することで、いろんな機会が生まれます。今まで話す機会のなかった人とつながることもできました。自分の想いを言葉にできるかどうかは、大きな違いを生むと感じています。

私の場合は、もやもやが晴れたことがやはりすごく大きかったです。自分のやりたいことに全力をかけられるようになりました。自己理念は「迷いを防ぐ旗」のようにも感じます。もし迷ったら、またそこに戻ってくればいいんだという安心感がありますね

言葉が旗や軸になるのですね。このプログラムはどんな方におすすめできそうですか

仕事や生活される中で、何かもやもやしていたり、しっくりしない気持ちを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。自分はもっとできる気がする、何かやりたいことがあるけれども思い切りできないという方に、おすすめできると思います

特におすすめできるのは、お仕事を何年かされる中で、自分の中でモヤモヤが溜まってきた方ですね。一回これまでの歩みを整理して、自分を整えることで、次のフェーズにいくことができると思います。私の場合は、キャリア10年ほどのタイミングでこのプログラムに出会えたことはとてもありがたかったと感じています。

最後に、大久保さんがこれからめざしていく方向をお聞きさせてください。

私が実現したいことは「誰もが居場所と希望を感じられる世界」です。その世界の実現のために私がやることは、いろんな人の想いや才能、アクションを引き出して変化のうねりを作ることです。さまざまな分野のリーダーと国を超えて一緒に仕事をすることで、リーダーたちの意欲や能力を引き出しながら、多くの人に過ごしやすい世界を作るために全力でチャレンジしていきたいと思います。

自己理念の実現、心から応援しています!

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