やりたいことを実現するたった2つの心がけ【リーダー2000人取材して分かった事実】

最終更新日:2022年6月10日

自分が本当にやりたいことで自己実現したい。そう願う方は少なくないと思います。しかし、実際にやりたいことを見つけても、それを実現できる人はごく少数に限られています。なぜなのでしょうか。

私は新聞記者として国内外の各界2000人ほどのリーダーを取材する機会に恵まれました。コーチとして独立してからも企業や個人の理念づくりを通して、やりたいことが実現できている方とそうではない方を見てきました。その観点から、自己実現できる人と残念ながらできない方には、明確に2つの違いがあることに気づきました。

この記事では「こんな仕事をしていきたい」という思いはあっても、なかなか実現できていないというお悩みをもつ方にお届けします。

多くの方が自己実現できない理由

「やりたいことを見つければ、自己実現できる」。こうお考えの方は多いかもしれません。世の中は「やりたいこと探し」ブームです。書店に行けば関連の本が棚にひしめき、インターネットをたたけば自己啓発関係のセミナーがあふれます。

私の周りにもそうした本やセミナーを通じて「やりたいことがわかってきた」という方が多くいます。しかし、その後の実際の活動を見ていると、ほとんどの人が自己実現のはるか手前で息切れしてしまっています。

なぜなのでしょうか。「自己実現倒れ」に陥る決定的な2つの理由を説明します。

①自分の軸がブレる

1つ目の理由は「やりたい」と思っていたことが、時間が経つにつれてブレてしまうことです。とりあえず少しやってみたところ、うまくいかず「やっぱりダメか」と思い、当初の気持ちにヒビが入ってきます。一度ヒビが入ると段々とヒビ割れが大きくなり「もしかしたら、これはやりたいことではないのかも」と思い始めてきます。そして「他のやりたいことを探してみよう」と、元々の迷いの場所に再び戻ってしまうのです。

軸ができたと思ったら、またブレる。少なくない方がその繰り返しをたどっているように見えます。そうした迷いをループを抜け出せず、いたずらに年齢を重ねていく方を、私は数多くみてきました。迷い続ける人生よりも、自分の軸を早い段階で明確に見つけて突き進んでいく方が、充実している人生と言えるのではないでしょうか。

②人を巻き込めない

2つ目の理由は「人を巻き込めない」ということです。なぜやりたいことを実現するための壁が、人を巻き込めないことなのでしょうか。それは一人で自己完結できる自己実現などこの世の中にはないからです。

仕事でも人生でも、自分がやりたいことやる上で、必ず人との関わり合いが生まれます。そのため相手に理解してもらうことが欠かせません。あなたが「これをやりたい」と思っても、人に共感されなければ「ああそうですか」と関心をもたれることなく決して広がっていきません。

あなたが実現したいことは、人を巻き込めなければ決して実現できません。一人で「こんなことやってみたい」とつぶやいているうちに、消息がわからなくなってしまった人も、私は多くみてきました。人から共感されないまま、結局は誰かの言いなりになってしまい、自分自身を見失う方も残念ながら少なくありません。

「やりたいこと」を実現するための2つのカギとは

自分が本当にやりたいことを見つけようとすること自体、とても尊いことだと思います。しかし「やりたいこと」を見つけただけでは、決して実現することはありません。

やりたいことを分かってきた後、それを現実のものに変えていくためにはどうすればいいのでしょうか。そのために必要なカギを2つお伝えします。

①ブレない自分の軸を言語化する

大事なことの1つ目は、ブレない自分の軸を明確に言語化することです。なぜかというと、自己実現は一朝一夕で実現できるものではないからです。やりたいことを実現していく道のりで、必ず大小の壁が現れます。その壁の前で諦めてしまうのか、果敢に乗り越えられるのか、それを左右するのが自分の軸です。

自分の軸や理念は、山で道迷いを防ぐコンパスのようなものです。どんな環境にいても、あなたが進みたい方向を明確に示してくれます。逆にそれがなければ、どの方向に向かって進めばいいのかわからなくなります。

ご自身の中でブレない軸を明確にすることが、ご自身の望む人生を実現するためには欠かせません。ブレない軸としてわかりやすいものの1つが価値観です。ご自身が大切にしたいことを言語化することで、人はブレない拠り所を見つけることができます。

②共感で人を巻き込む

自己実現に大切なことの2つ目は、共感で人を巻き込むことです。前にもお伝えしましたが、自己完結できる自己実現はありません。誰かの協力なしには、やりたいことは決して実現できません。あなたのメッセージが共感を呼び、関わる人が「一緒にやろう」という思うことでやりたいことが実現へ動き出します。

自己実現は、仲間集めでもあります。どんな仲間を集められるかは、あなたが発するメッセージ次第です。あなたの発信次第で、集まる仲間は変わります。あなたが普段伝えているメッセージは誰かに届いているでしょうか。あなたは本当はどんなメッセージを、どんな人に届けていきたいのでしょうか。これを明確にするとしないのとでは、あなたの仕事や人生はまるで違ったものになります。

自分の理念を作るとどう変わる?

ブレない自分の軸や共感される理念を作ると、実際どう変わるのでしょうか。私は企業や個人の理念に関することに、記者時代からの経験を加えると13年ほど携わってきました。コーチとして転身してからは、経営者、士業、会社のマネージャー層、公務員、個人事業主などの理念をご一緒に作り、その変化を目の前で見させていただきました。

よくいただくご感想は「自分の中の判断基準ができ、迷わなくなった」という話です。あわせて「断れるようになった」という声も聞きます。理念をもつことで、自分にとって必要なものとそうではないものの区別ができるようになるようです。理念は自分の明確な判断基準になると確信しています。

ほかには「相手に自分の考えが伝わりやすくなった」というご感想も多く聞きます。そうすることで、経営者や個人事業主の方であればお客さまが増えたり、仕事で選ばれるようになったという感謝の声をいただきます。会社員の方であれば、会社の中でも自分の考えを伝えていくことでリーダーシップを取れるようになったといったお話をよく聞きます。

自分の軸を明確にすることで、メンタル面が改善したという声もよく聞きます。「心の拠り所ができた」ということや「モチベーションが安定するようになった」と感想をいただいています。

「言葉が人をつくる」とよく言います。自分の軸や理念を言語化することは、まさに人を新しく作り直す営みだと、これまでの仕事の実績から感じています。自分自身の言語化は、実際には一人では難しいものです。そのためにコーチングは力になれると考えています。

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安倍大資(あべだいすけ)
自己理念コーチ、フルエール代表

新聞記者出身のプロコーチ(CPCC、Co-Active®︎コーチ)。日経新聞記者をしていた34歳の時に自分を完全に見失い、9ヶ月間うつ状態で過ごす。精神的どん底期でコーチングに出会い、自分の価値観で生き直すことを決意。2021年4月に独立しフルエール創業。

悩みを乗り越えた経験をもとに「仕事軸と理念を言語化しやりたいことを実現する」コーチングプログラムを提供している。

京都芸術大学大学院でコーチングを研究中。早稲田大卒。

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